菱凧 tittle  菱凧
  はじめに


 日本には他の国に例をみないほど多くの種類の凧があります。各地域の習俗や地形に合わせて、独特の凧文化が生まれました。いろいろな形の凧に、思い思いの絵を載せて作ります。
 また、凧は空の『やじろべえ』のようなもので、微妙なバランスによって大空に浮かびます。その奥深さが凧の魅力の一つでもあります。
 自分の作品が大空に浮かぶ姿と自然の風が引く糸の感触は、多くの人を魅了してきました。その感動をぜひ体験して下さい。   
 
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カットした凧の用紙1枚
中心竹 幅5mm厚さ2.5mm×長さ59cm 1本
斜め竹 幅4mm厚さ2.2mm×長さ62.5cm 2本
水で濡らすだけの補強紙 4枚
赤い房2個
糸目用凧糸 1.8m 2本
反り糸用凧糸 75cm 2本
Z(ゼット)フック1個
木工用ボンド・つまようじ ・荷札 各1
ポリカード巻き凧糸 1個
赤角ボタン 作り方  

紙に絵を描く のり代を、折っておく 縦骨をはる
絵を描く
紙の表に絵を描きます
ややつるつるした方が紙の表面で、切り込みのあるのが凧の上側になります。
折り目をつける
紙が乾いたら、紙を裏返します。
図の点線部分を折り曲げて下さい。
縦骨を貼る
竹の身の方にボンドを付けます。
縦骨を貼る
斜め骨を貼る セロテープで2本を揃えて止めてある側が、左右の端に出るようにはります。 斜め骨は、目印にあわせて
目印にあわせて
ピン穴を目安にして縦骨(幅5mm×厚さ2.5mm×長さ62.5mm)をはります。
斜め骨をはる
斜めの骨(幅4mm×厚さ2.2mm×長さ62.5mm)の身の方にボンドを付けて、はります。
ピン穴にあわせて
斜め骨の上角はピン穴にあわせます。
下側は折目に当たるようにします。
補強紙をはる
08
08
補強紙を貼る
ピン穴が中央に隠れるように3ヶ所と、一番下の角に補強紙を貼ります。
補強紙は、水で軽く濡なるだけではれます。
折り返しをはる
折り返し部分にボンドを塗ってはります。
折り返しをはる
一番上の部分は一番最後に貼ります。
そり糸を付ける穴をあける そり糸の穴をあける
荷札の針金を針の代わりに
裏面から糸を通し始める
そり糸を付ける
凧を反らせるための糸(そり糸:75cm)をつける。まず、凧の表から糸を通す穴をつまようじであける。
針の替わりに
荷札から針金を取り外し、針の替わりに使います。
凧の裏面から最初に通し始め、反対側の穴から戻します。
2度繰り返し、糸を通す
2回結ぶ
糸目を付ける
同じ作業を二度繰り返します。
端を5cmほど残し、二度繰り返し結ぶ。
さらに結び目には、ボンドを付けておくと安心
反り糸の両端を結んだときは、たるんだ状態です。
糸目の中心に合わせる
2回結ぶ
糸目を付ける
糸目を取り付ける
凧の表に付いている何本かの糸を「糸目」と呼びます。
この糸目の調節次第で、よく揚がる凧になります。
糸目の中心
糸目を絞っていったとき、凧のどの位置にくるか調べ、調整します。
糸目を付ける
凧の表面からつまようじで穴をあけ、針金を使って糸を通す。
反り糸と同じように、二回ずつ回し、しっかり結ぶ
糸目の中心に合わせる
2回結ぶ
糸目を付ける
糸目を付ける
図のように、糸目用の糸(180cm)を凧の表面につけます。
糸目を調整する
上の糸目の結び目から12.5cm下に、ピン穴がある。そこに、絞った糸目がくるように上下の糸を調整する。
糸目を決める
調整できた糸目の折り目を結んで固定する。この輪っかに凧を揚げるための凧糸を結ぶ。
糸目の中心に合わせる
糸目を付ける
糸目の中心に合わせる
房を付ける
赤い房を、斜め骨の両端にセロテープでつける
凧を反らす
反り糸の中央あたりに、糸を巻き付けZフックをとりつける。
凧を反らす
凧をあげるときには、凧を反らす必要がある。凧を反らせ、余った糸はZフックに巻き付ける。
2回結ぶ


凧を反らす
凧を反らす目安は、反り糸と中心骨の間隔を5cmにする