凧 つ く ろ!  『水字菱凧』

−水字菱凧について−  対象年齢:小学校中学年以上

  • この凧は若くして亡くなった凧研究家"新坂和夫氏"が創作した"水字骨凧"に若干のアレンジを加えた物です。
  • 使用する紙は、皆さんが簡単に手に入れられるように、障子紙(幅94cm、長さ6〜7m)のロール物を基準にして記述しました。
  • なお、若干の長さの変動は凧の出来具合には全く影響ありません。

 −材料−








和紙 障子紙 47cm×60cm
平竹 幅4mm厚さ1.5mm×長さ61cm
パック縄1.2m
凧糸1.5m(糸目用) (糸目用)
凧糸60cm     (張り糸用)
凧糸60cm(房用)
木工用ボンド 10g
つまようじ ・荷札
1枚
3本
1本
1本
1本
2本
1個
    01.gif 対角線を折る
  1. まず、障子紙(幅94cmのもの)を長さ60cmで切ります。
    それをさらに半分にします。
  2. 次に対角線に折り目を付けます。
  3. 折る 重なったところが凧
  4. 長い折り目を付ける際、机やコンパネ等の角を利用すると簡単に付けることができます。手の平で押さえるだけです。
  5. 重なり合った部分が凧の本体です。余った部分から5cm角の補強紙を5〜6枚作ります。
  6. 中心に折り目 方の中央にも折り目
  7. 中心に折り目を付けます。
  8. 凧の肩に1.5cm幅で折り目をつけます。 斜め骨の目印も凧の肩の2等分の位置に折り目をつけます。
  9. 竹骨を貼る 補強糸を糊代の内側に
  10. 竹骨を貼ります。竹材の身(皮の方には緑が少し残っている) の方にボンドを付け、縦骨、斜め骨の順に貼ります。
  11. 肩の糊代の内側に補強のための糸を入れます。中央先端をまず貼り、糸を伸ばしながら残りを貼ります。
  12. 斜め骨の位置 斜め骨の位置 縦骨のところから切れ目を
    • 斜め骨を貼る位置 (上側)
    • 斜め骨を貼る位置(下側)
    • 縦骨が貼れたら切れ目を入れます。
    • 補強紙を貼る 糸目の穴等は竹に近づけて
    • 補強紙を貼ります。位置は交差部分と端の中間ぐらいです。
    • 補強紙と骨の交差部分に爪楊枝で穴をあけます。できるだけ竹骨に近づけて下さい。
    • 糸は二重回し 糸目の重心 糸目の結び目
    • 糸目の糸を凧の表側から2回くぐらせ、2本同時に真結びでしっかりと2回結びます。
    • 糸目の一ヶ所を持って持ち上げ、凧の頭が8〜12cm持ち上がる位置に結び目を作ります。
    • 糸目の結び目は調節するとき解けるように図のように結びます。揚げ糸を☆印両方に通します。
    • 張り糸 S3.gif
    • 左右から張り糸をつけます。一方の糸に3cm位に折った爪楊枝をしっかり結びます。もう一方を爪楊枝で折り返し、○印で2ヶ所結び目を作ります。爪楊枝を片側ずつくぐらせると凧に 適度な反りがつきます。
    • 房を作ります。材料はポンポンを作る荷造り用のパック縄です。20cmのもの3本の中央を糸で束ねます。
    • 房 房 針金で糸を通す
    • 中央で折り、補強紙にボンドを塗って巻きます。
    • 房をつけて完成です。大空でかわいらしく踊ります。
    • 針の替わりに荷札の
      針金を使ってみました。

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