スポーツカイトはなかなか壊れる物ではありません。
しかし、もし壊れてしまった場合簡単な応急処置を知っていれば?
『知ってて良かったこんな事』を掲載したいと思います。
スポーツカイトは始めたけれど何かと困ったことが出てきたそんな貴方に送るページです。
何かの参考になれば幸いです。

1.スリーブ通し     fig.1参照
  カイトを操作するのにはラインが必要です。このラインの結束部分でラインを保護している
のがスリーブです。スリーブをしてないと結束部分の強度はラインの種類によって20〜80
%にも落ちてしまいます。
 WINDLOVEのスリーブを使ったことのある方は既にご存知でしょうが、スリーブ通しを簡単
に作る方法があります。釣り具屋さんで材質はポリエステル ハードと表示したテグスが手に
入ります。
太さは2号程度が良いでしょう。ナイロン製は不可です。

これを、何かにかけて引っ張るとピーンとしてスリーブの隙間を通っていきます。
 通すラインをあまり長く掛けると摩擦で通りにくくなります。1cmくらいで充分です。


2.ノーズカヴァー    fig.2参照
   カイトのノーズのベルト生地も地面との衝突が頻繁だと薄くなってしまいロッドが飛び出て
きます。
 その場で出来る簡単な修理法を紹介します。一度、センターロッドを外し、そこにスーパー
などで手に入る薄い樹脂の袋を適当な大きさにして丸めてねじ込みます。あまり大量に入れる
とロッドの長さを詰めなければならないのでご注意下さい。 
3.コネクターもきつかったり、緩かったり
 (きついとき) fig.3参照
 きついとき役に立つのが洗濯バサミ、これをコネクターとの境に当てて使うとホールドしや
すくてロッドを引き抜くのが楽です。
(緩いとき) fig.4参照
 緩いときは、すぐ手に入るのが輪ゴム、これを延ばしながらロッドに巻いてコネクターに押
し込むと、しっかりします。他にはコネクターにロッドを入れたときの出口部分だけにセロテ
ープやエポキシ等をあらかじめ塗っておく方法もあります。
 


4.骨折予防    fig.5参照
   ロッドがコネクターやウイスカー近辺で破損した場合、ロッド同士が接触していないか確認
して下さい。堅い物同士だと少しの衝撃で破損します。

 堅い物同士が接触している場合、スポンジ、チューブなどの柔らかい物を適当な大きさに切
って入れておくと良いでしょう。



5.トローリング・ノット     fig.6参照
   組み紐の中に組み紐を噛み込ませた結束方法をトローリング・ノットと呼びます。結束時の
強度劣化が少なく、カイトのラインの結束方法としては優れたものです。切れたラインを繋い
だりMIXライン(別項に記述)を作るとき、トローリング・ノットがお奨めです。
 荷札の針金を使用すると簡単に手に入って便利です。
まず荷札から針金を取り外し、しっかり伸ばします。先端をラインの編み目に差し込み、揉む
ようにして2〜3cm先から出しておきます。出てきた同じ編み目から別の針金を差し込み、
同じように同じ作業を繰り返します。通常滑りの良い高密度ポリエチレンでも片側5〜6cm
もやっておけば充分でしょう。仕上げに外側をしっかりしごいておくのを忘れないで!
6.MIXライン    fig.7参照
   スポーツカイトの競技は複数のカイトを同時に使用する場合があります。その際他のカイト
との接触によってラインが切れる場合があります。それを防ぐのに引っ張り強度は同等ですが
融点の高いアラミド系のラインをカイト側5〜6mに使用することがあります。
 アラミド系のラインは滑りが悪く、ラインの交差が確実に起こるスポーツカイトではこのよ
うな使われ方をしています。

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