低コストで印象深いツール『とんぼくん』
  • ある契機
『とんぼくん』は、初めてできあがった時には、幅が2cm、長さが30cmの細長い形でした。その時にオファーをいただいたお客様からの一言です。

「商品は、大変気に入りました。でも、この商品を同封してDMを郵送するには、定形外郵便を使わないといけません。 商品が良くて、予算を超える事に問題ありませんが、同封するために郵送料が高くなることは許されません。」

この一言を契機に、羽根を二つに分けて配置する現在の形になりました。また、それは自然と大きな表現スペースが得られる結果に繋がり、さらに試行錯誤を続けて
いるうちに、羽根を切り取った残りの部分をスタンドとして使う事に思い至ったのでした。
  • 目から鱗
時として、自分自身の窮屈な考え方に気付きます。
『とんぼくん』は、子ども関連のビジネスにご利用いただくのが最適だと思っていました。
そのため、建材会社の社長さんから、『とんぼくん』を使ってみたいというお話をいただいた時には
少々とまどいました。
しかし、その社長の一言で自分の思い違いを痛感しました。
「今どきの大人相手に結構な額の記念品を用意しても、感謝される事はまずないけれど、
 お孫さんにどうぞ。 お子さんにどうぞ。
と、これを手渡したら、間違いなく喜んでもらえると思いますよ。」
私個人の経験でも、『とんぼくん』を組み立てて手渡すと、誰とでもすぐに親しくなれます。
その上、いつまでも記憶していて下さるのです。
  • 頼まれれば、ありがたい
『とんぼくん』に自分の名前をスタンプで押し、名刺代わりに使っています。
「何?」と聞かれたら、『とんぼくん』を組み立てて飛ばします。
「子どもが喜ぶわ」「もう一ついただける?子どもが二人いるの」といった話に自然となっています。
こんな簡単なきっかけから、人との間の垣根が低くなればありがたいことです。
ましてや、こんな小さなお願い事でも、こちらの話しをとてもよく聞いていただけるようになります。
もしかすると、こちらからのお願いを断り辛くしてしまう効果があるかもしれません。
  • 見るだけじゃ、判らん
私の会社がある徳島は、阿波踊りが有名です。
「踊る阿保に、見る阿保〜 同じ阿保なら踊らにゃ、損々」
8月12日から15日の期間中、誰でも参加できるにわか連が運営されています。
人気があるので、毎年参加される人数が多くなっているようです。
実際に踊ることで、阿波踊りの楽しさを満喫できるためでしょう。
弊社では、ネットショップで凧の作成キットや素材などを販売しています。
『とんぼくん』も販売しているのですが、あまり興味をもって下さる方はいませんでした。
凧作りキットなどをご注文いただいた際、おまけとして『とんぼくん』を同封しています。
とても感激され、追加で注文を下さる方が結構多いのです。
実際に遊んでいただくのが、『とんぼくん』の楽しさをご理解いただく一番の近道のようです。
子供でも簡単に作ってあそべるとんぼくんは 本当に最高ですね。
今度は絵の書いてあるとんぼくんを、子供だけではなく、大人もまきこんで、
秋の大空に飛ばしてみようと思いますので、よろしく、おねがいいたします。

京都府 吉田様


昔の竹とんぼのイメージでしたので、飛んだ際に人に当たり怪我でもさせては・・と
思い注文をあきらめましたが、これなら安全ですね。

大阪府 藤塚様


  • 丈夫すぎても、困る
『とんぼくん』をご覧になった方から、いろいろアドバイスをいただきます。
「羽根の部分を、丈夫な樹脂製にしてはどう?」
そのアイデアを実現するのは、そう困難なことではなさそうです。
しかし、壊れるから良い場合もあると考えています。
次にご来店いただく際、また欲しいと思っていただけるアイテムであればと願っています。
話は変わりますが、羽根の部分をつぶして折り曲げてみるとどうなるでしょう?
これでも飛ぶの?という形になっても、羽根の角度が残っていれば立派に飛ぶんですよ。
  • 子どもにかえる
私の友人達と、夜更けから『とんぼくん』で遊んだことがあります。
直径が20cm余りの金属製のゴミ入れを的にして遊びました。
なかなか入らず、いつの間にか全員熱くなってしまって、成功したときには思わずガッツポーズ!
単純な遊びながら、いつのまにか汗をかき、手の平を真っ赤にしていました。

別の遊び方として、私がサークルパスと名付けた遊びがあります。
参加者人数分の『とんぼくん』を、隣りへ順々に送っていく遊びです。
のんびりとやればいつまでも続けられそうですが、いつしか個性がでてきます。
あせってイージーミスを犯す人、人の失敗を喜ぶ人、みんなを勇気づける人

いろいろな遊び方(pdf ファイル)
  (ある企画提案書の一部)
  • DMで送る 切手を貼って送る
『とんぼくん』が、そのまま変わり種の郵便物になるのをご存知でしょうか?
『とんぼくん』の台紙部分には、2ヶ所の穴があります。
この穴を使って、羽根を切り取った残りの部分でスタンドに変身させる以外に、台紙に軸を固定する
ことができます。
そうしておいて切手を貼れば、そのまま郵送できてしまいます。
もちろん、普通郵便に同封することもできます。
DMの開封率をアップするお手伝いをしたり、 「展示会に是非お越し下さい。
会場で、『とんぼくん』を使った簡単なゲームをしますので、練習をしてきて下さい。」
販売促進活動にも、お役に立てます。
  • 三世代のコミュニケーションツール
『とんぼくん』を飛ばすと、床に着く頃には優しく緩やかに落ちてきます。
やっと歩けるようになったこどもさんの近くで、『とんぼくん』を飛ばしてみます。
多くの子どもさんが、同じような行動をとることに驚かれるでしょう。
飛んでいった『とんぼくん』を拾って、飛ばした人に届けてくれるのです。
それは、まるで「もう一度飛ばして」と、せがんでいるように感じます。
やがて、子供達は『とんぼくん』を投げはじめます。
自身では回転させて飛ばせなくても、自分の投げた『とんぼくん』の空を舞う姿が見えているようです。
『とんぼくん』を手渡した際、「子どもの頃、自分で竹を削って作ったよ。」
そうおっしゃって下さる方が結構いらっしゃいます。
総じてその方たちは、『とんぼくん』の飛ばし方も手馴れたご様子
ご家族の前で、是非お手本を披露していただきたいものです。
『とんぼくん』が、ご家族の団欒の輪(和)作りにお役にたてますように!

『とんぼくん』情報局へ