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毎年、その会場に設けられた凧の病院のスタッフとしてお手伝いに出向いています。
今年は、毎年骨身を惜しまずお世話をして下さる方が所用で参加できずスタッフが不足していたため、ずっとつきっきりでした。
一番多いのが糸目に凧糸を結んだりシッポを貼ったりという簡単な仕事ですが、骨折などの重傷も・・・
この場で学ぶことは多く、今の七連凧には最初から凧糸を結んであるのは、ここで学んだ成果です。
以前、後側の糸(連凧を連結するため)に凧糸を結んでしまって、裏面の骨が丸見えで凧揚げしている人が結構多いことに気付いた事によります。
他にも、「この凧、揚がらないんですけど見て下さい。」
そういって渡された六角凧は、糸目も正しい位置に合っているし、反りも問題なさそうですので実際に揚げてみます。
凧を持ち主に持っていてもらい、糸をしっかり出しておいてから一気に風に乗せます。
「特に問題はないようです。」
聞くと、最初に糸をあまり出さずに揚げようとすると地面にゴツン、同じことを繰り返しておられたようです。
安定して揚がると言うことで知られているデルタ型の凧、この凧でも同じことがいえます。
「3つ買って、3つとも頭がぼろぼろになってしまった。」
そうお聞きしましたので、確認すると
小さな子なので、糸を数メートル出した状態で走らせておられたようです。
凧揚げでしてはならないこと
・落ちた凧を引きずって走らないこと
・下向きに進んでいる凧を引っぱって揚げようとしないこと
一度落ちた凧は、そのままでは揚がりません。
糸がどこかに絡んでいないか確認し、凧の頭を上に向けてからふたたび揚げて下さい。
落ちているとは言わず、あえて下向きに進んでいると書きましたが、その状態で糸を引くと余計勢いを増して地面に激突してしまいます。
むしろ、手を前に突き出して勢いを止めます。
すると、風を受け体勢を上向きに変えますので、その瞬間を見極めて糸を引いてやるといいのです。
言葉では難しいかな・・・
今回は、揚げやすい扱いやすいという事がとても重要だと実感した一日でした。
その意味では、当店の和凧の中では六角凧よりもごんぼいかに軍配が揚がります。