連凧用通し糸セットの通し方

  • 準備するもの

    ・連凧用通し糸セット
    先頭の10〜15連には0.8mmを、残りには1.6mmを使用します。
    手元の糸が必要ですが、この連凧通し糸セットをご利用いただいて100連程度の連凧を制作することができます。

    ・糸を通すには、写真のような道具が利用できます。
    1)荷札の針金
      針金の折り返し部分に糸を掛け、引き出します。
    2)細く強度のある糸を針に通して結んだもの
    3)編み物用の針

    ・1mの長さのものさし
    テーブルの上の目印でも木切れでもかまいません。
    凧と凧の間隔を測るために使用します。

    ・ダンボール箱
    完成品を収納します。
    糸を通すための道具
    CLICK
ジョイントの穴に組紐を通す
  • 通し糸の通し方

    ・シートの穴とタテ骨2本の間とに通します。
    先頭の部分から始めます

    ・通し終えたら、一番先頭の凧の後に20cm組紐を残し、ストッパー(輪ゴム)
     を取り付けます。

    ・凧の前面から間隔を測り、次の輪ゴムを取り付けます。

    ・凧を徐々に移動させながら、順々に輪ゴムを取り付けていきます。
  • ストッパー(輪ゴム)の取り付け方

    (1)計測位置で糸を小さく折り、折り返し部分に輪ゴムを乗せます。
    (2)折り返し部分を引き出し、隙間を大きくします。
    (3)隙間から、輪ゴムを引き抜きしっかり引っ張って下さい。
  • 2本の糸の繋ぎ方

    (細い糸の方から仕上げていきます。)
    ・先頭の部分が仕上がったら、糸を通し終えた次の部分と繋ぎます。
     その後、間隔を計ってストッパーを取り付けていきます。
    結び目から出る先端部分の長さを5mm程度にすると、連結時の間隔がおおよそ1mになります。
    ・糸(組紐)を結束する方法
    (強度が落ちることをある程度防ぐことができる繋ぎ方です。判りやすいように、糸尻を長めにしてあります)
    2本の組紐を、交差させます。 2本を同時につまみます。 人差し指に、糸尻を2回回します。
    できた輪に糸尻をくぐらせます。 糸尻の長さを調節しながら結びます。 向きを変え、反対側の糸尻も結びます。
    結び目を締める前 糸尻の長さを調節しながら結びます。 左右に引いて、しっかり結びます。
    ・手元用に残した組紐の端を、収納用の段ボール箱に穴を開けて結びつけます。
    または、木の棒などに結びつけてもよいでしょう。
    (結んでおかないと、風に飛ばされてしまうおそれがあります)

    ・残った組紐は、段ボール箱にとぐろを巻くように回し入れます。
    (重なっているだけで、もつれません)

    ・一番手元側の凧を裏面を上にして入れ、その上に順番に凧を重ねていきます。
     凧の表側が箱の底を向いて、先頭から凧が空に揚がっていくようになります。
  • 連凧の揚げ方・降ろし方

    ・風の方向を確認し、組紐やシッポが絡まっていないかを確認しながら凧を取り出します。
    数連が風に乗れば、後の凧は自然と揚がっていきます。
    (強風時の凧揚げは危険ですので、少し揚げ様子を見て中止するかどうかを判断して下さい)

    ・揚げ終えたら、揚げ糸を背中に回し、両脇で持ちます。
    (手にかかる負担が軽減されます)

    ・凧を降ろす際、綱引きのような降ろし方は大変な力が必要です。揚げ糸を上から押さえつけるようにして前へ進みます。
    (シッポや他の凧が絡んだ時にも、この方法で目的の位置まで移動します)

    ・一人で揚げる場合はアンカーを打ち込み、あらかじめ凧糸を結んでおくと安心です。