NO SMOKING
UP DATE 5.NOV.'96
禁煙その成功の秘密

 私は禁煙して二年ほどになる。
この2年間が長いか短いかは別として、今までにも度々禁煙に挑戦し、その度に半年も経つと愛煙家に逆戻りしていた。
再び喫い始めるのはごく些細なきっかけが多かった。もっとも自分自身の心がけ一つなのだが・・・・・
 私は胃が弱く、何度も医者から禁煙を勧告され、体調の悪さもあってその奨めに従ってきた。
半年もすると体調は万全に戻り、飯もうまくなって活力も漲ってくる。
そうなるとお酒の席や楽しい雰囲気の中にいるとムクムクと煙草が喫いたい、という欲望が涌いてくる。
最初の一本を、誰かねだってしまう。そして、その一本を喫い終わると、財布の中の小銭を探してしまうのである。

 今回はいつもと少し考え方を変えた。肩肘を張らずにやってみようと・・・・・・
禁煙初期、誰も禁煙しているなんて知らない。
行きつけの床屋さんでもいつものように合間に煙草を奨めてくる。
そんな時、以前の禁煙なら「禁煙したから。」と断っていた。今回はちょっと違った。
「ありがとう。」と、そのまま喫っちゃうのだった。
「禁煙しているから、一週間ぶりやわ。」「?!」不思議そうな顔をされる。
また、悪友達も禁煙を始めたことを知ると「ま、一本吸い。」面白がって、煙草を奨める。
これまた「ありがとう。」と、そのまま喫っちゃうのだ。
「ほんまに禁煙しとんのかいな?」あきれて、友人達は聞いてくる。
「禁煙しとうよ。」
当然な事のように、以後誰も煙草を奨めなくなる。そりゃそうだろう。禁煙していると言いながら奨められると
大喜びで煙草を喫って、「まずいな〜。」等と言われれば、誰もがそうなる。

この気楽禁煙方法の要点

奨められたら喫うが、自分からは求めない。(最初のうちは誰かが奨めてくれないかという気持ちも当然あった。)
喫ってしまっても一休みと思って、あきらめてしまわない。
生涯細々と禁煙する気持ちが大事である。

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